神戸市灘区でピアノ・ウクレレ・ヴァイオリン・ボーカルレッスンをしている、なだ音楽サロンです。
今回は、ピアノの魅力についてお話をしていきます。
皆さんが一番知っているピアノですが、最後まで読み進めてください。
ピアノとは
ピアノは、鍵盤楽器の一種で、音を発するために細長いハンマーが弦に叩きつけられることで音を発します。
広く愛される楽器の一つで、音の表現力が豊かで、演奏できる音域も広く、様々なジャンルの音楽に使用され『楽器の王様』と呼ばれます。
ピアノは、演奏するために直接指で鍵盤を叩くため、強弱を調整でき豊かな表現力を持ちます。
また、ピアノの音は、音域が広く、大きな音から小さな音まで、豊かな音色を持っているため、クラシック音楽からジャズ、ポップスまで幅広いジャンルで愛されています。
ピアノの歴史
ピアノの歴史は、約300年前の18世紀初頭までさかのぼります。
バロック時代のチェンバロは、弦を弾くピック(プレクタム)を使った弾き方が主流でしたが、音量や音色の変化に限界があるため、より表現力豊かな楽器が求められるようになりました。そのような需要に応えるべく、初期の鍵盤楽器が発明されることになりました。
最初の鍵盤楽器は、イタリアのバルトロメオ・クリストフォリによって、ピアノフォルテと呼ばれる楽器が発明され、鍵盤を叩くと弦に小さな針が触れ、音量や音色を調整することができた楽器でした。
18世紀後半には、セバスチャン・エラールやヨハン・アンドレアス・シュタインなど、様々なクラフトマンたちは、ピアノフォルテの改良を進め、現代ピアノの原型となる、弦を直接叩くことで音量の調整をする椀型ピアノフォルテが登場しました。
19世紀に入ると、新たなピアノメーカーが登場し、バートン・ベール、ヨハン・ブライアン、フリードリヒ・シュペーディング、アンドレ・スタインウェイといったメーカーは、現代のピアノに繋がる形式の楽器を開発。これらの楽器は、より強く、明瞭で、音が澄んでいることが特徴でした。
日本にピアノが来たのは、1823年7月6日の江戸時代です。
当時、鎖国をしており貿易の制限がされていましたが、例外的に貿易を続けていたオランダより持ち込まれたと言われています。
そして、ピアノを持ち込んた人物は、歴史の教科書でも出てくる有名な『シーボルト』だと言われています。
ピアノの種類
ひとくちに『ピアノ』と言っても、ピアノにも多くの種類が存在します。
大まかに分類するとアコースティックピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノなど)と電子ピアノ、電気ピアノ、シンセサイザーに分かれます。それぞれの特徴についてお話します。
アコースティックピアノ
▶グランドピアノ
発表会や音楽室でよく見かけるグランドピアノ。
グランドピアノの弦は水平に張られており、音を出すために下からハンマーが弦を叩いた後、素早く元の位置に戻るため、鍵盤を連打してもスムーズに音が鳴り、リズミカルに演奏できます。
グランドピアノには様々な大きさが存在しており、大きくなるにつれて弦も長く振動も大きくなるため、音のなりも良く鳴ります。
設置には広いスペースが必要ですが、天井が高く広い部屋に置くことで、綺麗な共鳴を得られるため、大きな部屋への設置が理想です。
アップライトピアノとはペダルの構造や効果が全く異なり、弾き心地や音色も異なるため、グランドピアノの方が広く豊かな表現ができます。
調律など、メンテナンスが必要です。
▶アップライトピアノ
アップライトピアノは、奥行きが短く高さも120㎝~130㎝ほどで日本でも多く普及しているピアノのことです。
グランドピアノと違い、弦が垂直に張られているため、アクションの構造上、ハンマーの戻りに少し時間がかかります。そのため、鍵盤を連打する必要がある曲を演奏すると音が抜けてしまうことがあります。
グランドピアノよりも音色は劣るが、壁にピアノの背をつけて置くことができるため、部屋のスペースを圧迫することが少ないのが特徴です。
グランドピアノと同様に調律など、メンテナンスが必要です。
電子ピアノ(エレクトリック・ピアノ)
アコースティックピアノをデジタル化した電子鍵盤楽器の一種で、アコースティックピアノに近い鍵盤のタッチと音色が再現されています。
88鍵盤が一般的で、指先で鍵盤を押し、その情報をセンサーで感知しサンプリングした音をスピーカーから出すため、アコースティックピアノと電子ピアノは構造が全くことなります。
調律をする必要がなく、音量調整やヘッドフォンでの演奏が可能で、メトロノームや録音機能、シンセサイザーのようにリズムや多彩な音色を搭載したモデルもあります。
電気ピアノ(エレクトロニック・ピアノ)
電子ピアノは、情報をセンサーで感知し音を出しますが、電気ピアノは、弦などをハンマーで叩き、その音をピックアップで電気信号に変換し、アンプとスピーカーから音を出すピアノのことです。
ギターで例えると、アコースティックギターがアコースティックピアノ。
ギターとアンプを繋いで音を増幅させて演奏するエレキギターが、電気ピアノですね。
エレキギターも、電気ピアノも、電源を入れなくても小さな音が鳴ります。
それを、電気の力で増幅させているということです。
アコースティックピアノと同様に、弦が張られており複雑な構造を有しているため、調律などのメンテナンスが必要です。
シンセサイザー
様々な楽器などの音を合成して鳴らすのが『シンセサイザー』です。
一方、キーボードは鍵盤楽器ですが、鍵盤付きのシンセサイザーであれば『キーボード』と呼んでも『シンセサイザー』と呼んでもどちらでも構いません。
仕組みは、電子ピアノと同じですが、電子ピアノはあくまでもピアノの音色を美しく再現することが目的なのに対し、シンセサイザーは、音を合成し自在に音色を作ることを目的としています。
ピアノの魅力
①音色が豊かで表現力が高い
ピアノは、音色が豊かで、演奏者が感情を込めた演奏をすることによって、素晴らしい表現力を発揮することができます。片手でメロディーを、もう一方で伴奏(和音)を、柔らかく静かな音色から大きく強烈な音色まで、幅広い感情を表現することができます。
②多様な音域を持つ
ピアノは鍵盤が88鍵あるため、高音から低音まで非常に幅広い音域を持っています。これにより、様々なジャンルの音楽に対応することができ、複数の楽器が集まるオーケストラの中でも、これほど広い音域を出せる楽器はありません。また、古典音楽からポピュラー音楽まで幅広いジャンルに使用することができます。
③脳が活性化される
ピアノは、運指やリズム感など様々な要素が必要で、脳の機能を活性化することができます。
認知能力と知的能力が高まるほか、空間認識などに使う脳が活性化され、知性が向上すると言われています。
また、ピアノを演奏することで、ストレスを解消できる他、記憶力、言語記憶、集中力、創造力といった気質が育まれることが判明しています。
なだ音楽サロンでは、マンツーマンでレッスンをしております。
講師の松元愛李 先生は、音楽を通じて子どもの感性を磨くことを信念に楽しくレッスンすることを信念としています。
気になる方は、是非ご連絡ください。
お待ちしております。
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