神戸市灘区でピアノ・ウクレレ・ヴァイオリン・ボーカルレッスンをしている、なだ音楽サロンです。
楽器の中でも、人気や認知があるピアノ。
『幼少期にピアノをやったほうがいい。』そんな話を聞いたことがありませんか?
今回は、ピアノがもたらす効果やメリット、一体どんな影響をもたらしてくれるのか?について解説していきたいと思います。
ピアノのメリット
ピアノは、音楽を楽しむだけでなく、さまざまなメリットをもたらす楽器です。
実際、ピアノを弾くことで得られるメリットは以下の通りです。
(※個人差はあります。)
・音感やリズム感が養われる
ピアノだけでなく、音楽やスポーツ、ダンスなどにも『音感』や『リズム感』は重要になってきます。
また、外国語などの言語学習にも活用できると言われており、発音や音の強弱を細かく聞き分けることができるようになります。
ピアノを演奏する以外にも、役に立つことが多いため、ピアノを習うことは大きなメリットと言えるでしょう。
・脳の活性化
ピアノは、左右の手や指を使って複雑な動作を行うため、脳の両半球が同時に刺激され、神経細胞のつながりが強化されます。
また、ピアノは全身の感覚を統合する必要性がある楽器であり、両手両足の異なる動きや楽譜を暗記する必要があるなど、マルチタスクをこなせる高い集中力と暗記力が必要となります。
その為、ピアノを弾くことは、記憶力や集中力、創造力などの向上に役立つと言われており、勉強や仕事などで高いパフォーマンスを発揮できるようになると言われています。
・ストレスの解消
ピアノを弾くことで、心地よい音やリズムに包まれ、自律神経のバランスを整え、心拍数や血圧を下げる効果があります。
また、ピアノを弾くことを含め音楽は、自分の感情や思いを表現する手段になり、悲しいときや怒ったときには、それに合った曲を弾いてみると、気持ちが落ち着きストレス解消にもなります。
アメリカの研究では、子供が楽器を習うことで感情のコントロールができるようになり、不安が減少することが判明しています。
ピアノを演奏することで、「ドーパミン」と呼ばれるホルモンが分泌され、幸福感や快感をもたらすことがストレスや、不安を緩和し、自己肯定感を高める効果があると言われています。
また、近年増加傾向にある「うつ」などに対しても効果があると言われ、不安や孤独感に悩まされにくくなる他、心が安定すると言われています。
・コミュニケーション能力の向上
ピアノは、一人で弾くこともできますが、他の人と一緒に弾くこともできます。例えば、合奏や連弾などの場合、相手の動きや音に合わせて自分も弾かなければなりません。
楽譜から作曲者の意図を読み取って表現することや、ピアノを通じて音楽の楽しさや感動を共有することは、人間関係の深まりにもつながります。
ピアノは、相手の気持ちや意図を読み取る能力や協調性を養い、コミュニケーション能力の向上にも寄与する優れた楽器と言えます。
ピアノが脳に与える影響
ピアノを弾くことは、脳の様々な領域を活性化させ、記憶力や判断力、空間認知力などの認知機能を高める効果があることが、脳科学の研究からいくつかの事実が明らかになっています。
特に、ピアノを弾くことで脳梁という部分が発達し、右脳と左脳の連携がスムーズになり、IQだけでなくHQ(ハート・キュー)『人間性知能』と呼ばれる感情や人間関係に関する能力にも影響を与えます。
HQは、脳のなかでも「前頭連合野」と呼ばれる領域が担っている知能のことを指し、言語、空間認識、論理、数学、音楽、絵画、身体運動、などの各知能を統括するコントロールセンターの役割を果たすのが「前頭連合野」だということが判明しています。
HQを向上させるメリット
HQとは、すなわち「生きる力を得られること」です。
ピアノを通して、HQを向上させるメリットを3点あげます。
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HQが高いと、仕事の質や生産性が向上し、モチベーションや満足度も高まるため、仕事に対する情熱ややりがいを感じやすくなります。
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自分の仕事(役目)がどのように社会や組織(グループ)に貢献しているかを考えたり、自分の強みや興味を活かしたりすることで、仕事に対する情熱や自分の仕事に意味や価値を見出すことができます。
- 個人だけでなくHQが高いメンバーからなるチームは、協力性や創造性が高く、チームのパフォーマンスや成果も向上します。また、HQが高い組織は、従業員の離職率や欠勤率が低く、顧客満足度やブランドイメージも高まるため、チームや組織にもメリットがあります。
つまり、仕事や学校、スポーツなどで高い成果や、やりがいを感じやすくなるほか、自分自身を認め肯定することができるため、意欲的になんでも取り組みことができるようになります。
更に、困難な状況でもあきらめずに努力できる意思の強さを持っているため、夢への実現へ繋がる可能性が高くなりやすいです。
ピアノは何歳までに始めるのがいいのか
ピアノを始めるのに最適な年齢は、個人の興味や才能、目標や環境などによって異なります。
一般的に言えば、ピアノを始めるのに早すぎるということはありませんが、3~5歳、遅くとも8歳頃までにピアノに触れることで、脳の発達を大きく促すことができ、音楽的な感性やリズム感、聴覚や協調性などが育まれます。
また、ピアノを始めるのに遅すぎるということもありませんし、始めるのが遅いからと言って、脳の発達に対して全く効果がないということでもありません。
ピアノは何歳からでも始められる楽器ですが、重要なのは継続すること、楽しみながらも真剣に向き合うこと、自分のペースで楽しく学ぶことが、上達への近道です。
冒頭でも述べたように、大人になってからピアノを始めることで、ストレス解消や趣味の充実、脳の活性化などが期待できます。
プロを目指すことだけが、音楽の道ではありません。
自分にあった方法で、楽器を学び、楽しむことがやはり一番です。
楽器を習うこと、演奏することに、大人、こどもは関係ありません。
誰でも楽しみ演奏することができる。
それが、楽器の魅力だと私は思っています。
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